SHINKO STUDIO | ジュエリーリフォーム&デザイン東京 – シンコーストゥディオ

SHINKO STUDIO | ジュエリーリフォーム&デザイン東京 – シンコーストゥディオ

MENTOSEN
デザインとものづくり - 人とデジタルの関係を考える

新作お披露目会開催しました – 丁寧に日常を生きる ジュエリーのこれからの役割

おかげさまで、一昨日、昨日(11/24、25)とシンコーストゥディオ世田谷本店で新作のお披露目会を開催させていただきました。

今回はTsustumu[包]のリング、ペンダントのデザイン、原型を担当し、シンコーストゥディオと初のコラボレイトした、ジュエリーアーティスト五味和代とのトークセッションがあり、制作時苦労した制作秘話、また今日本の手仕事の現状、ジュエリーの役割とはなどの話題でセッションさせていただきました。

当日は、フルーツティと地元のイタリアン・コネクトキッチンのイタリアンスイーツもあり、いつもシンコーストゥディオを温かく応援してくださるお客様とのうれしく、楽しいひと時でした。

SHINKO STUDIO NEW Release

 

シンコーストゥディオは、「つくる人」と「つける人」を近づけて行きたい、その役割がネットではない、リアルにあるショップにあると考えています。


今回の新作お披露目会では、ジュエリー・アーティスト五味和代とお客様が触れ合う時間を取らせていただきました。

 

以下は五味のトークセッションでのお話:

シンコーストゥディオ側から、今回のテーマは「丁寧に日常を生きる。」そのために「人が心地よく感じる曲線のジュエリー」を制作してほしいという依頼でした。

私は直線的なイメージジュエリーを作ってきたので、この条件を実現するために多くのデザイン案となる試作を作り、決定した1点から、クラフトマンが装着のときの「心地よさ」を考えて、少しずつ形を変えていきました。

いつもの私の制作工程はお客様との会話を通じてデザインを起こし、最後まで一人で仕上げるというものです。

ところが今回はシンコーストゥディオのディレクションがはいり、クラフトマンに最後の仕事を託してお客様の手に渡るという新たな経験でした。

 

包

 

デザインのイマジネーションは「包まれる」「くるまれる」。

おくるみとか暖かいブランケットなどに包まれていていると誰でも安心して優しい気持ちになりますよね。

そういった感覚からこの柔らかい曲線のリングとペンダントが生まれました。

包

 

五味和代とのコラボレイトジュエリー

Tsutsum[包]

 Silver 925 ロジウム/K18コーティングリング、ペンダント

五味和代とデザイン、原型を担当。

金色部分には、鏨(たがね)で和彫りエングレーバー宮本輝美が眩(まば)ゆい星屑のようなテクスチャーを入れました。

日常の生活を慈(いつく)しむことができるジュエリーというテーマからの、優しく、全てを包みこむような滑らかなライン。金色部分には、鏨(たがね)で宮本輝美が眩(まば)ゆい星屑のようなテクスチャーを入れました。

ペンダントは金色面のスターダスト、柔らかい質感のシルバーの両面を楽しめるリバーシブルです。

 

Tsutsum[包] Silver 925 ロジウム/K18コーティング リング41,000円、ペンダント28、000円(税別・チェーン別)

詳しくはこちらから https://shinkostudio.com/collection/rings/tsutsum/

SHINKO STUDIO

ジュエリーの役割とはなにか

五味和代とのトークセッションで、話題の中心となったのは、

ジュエリーは特別なものではないということ。

本来のジュエリーの意味は日常に身につけるものにこそある、ということでした。


そもそも、なぜ私たちはジュエリーをつくり、提供しているのか?
今の社会におけるジュエリーの役割とはなんだろうか?


忙しすぎる日常。

流れて行く日々の中で、その日常にそっと寄り添うジュエリーがあれば、喜び、楽しみか、

あるいは苦しみを一緒に乗り越えるかもしれない。

そんな役割がジュエリーにはあるのではないか?

そのためにジュエリーを含めた、衰退しつつある日本の手仕事がどのように、今後進んでいくのか。

人間の精緻な手仕事や、創造力に満ちたデザインなどが、正しく評価されて、新しい価値観を人々に提案していけたら素敵だろう。

このトークセッション、お客様の意見も飛び交い、実に充実した時間でした。

来ていただいた、お客様、プレス、関係者の方々ありがとうございました。

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