コロナに世界が揺れた2020年。

人と人が密接になることが禁じられました。

「あ」－「うん」

日々の生活で私たちが、なにげなくかわす、言葉のキャッチボール。

あいづちか、はたまたそこに情報はあるのか…？

けれど、確実に言えることは、人と人が通じ合うとき、

日常はやさしい「あ・うん」にあふれている。

さらに「阿吽（あ・うん）」は、仏教で、ものごとの始めと終わりを意味する言葉。

コロナの時代に、「ことば」に向きあい、

「文字」という究極のデザインにチャレンジした仕事です。

人が人とつながるために、こんな短い言葉が大切だったなんてね。

私たちは、なにげないやさしい言葉とともに、強く生きていく。

【阿吽-あ-・うん】[a-hūṃ]

古代インドのサンスクリットの梵字の配列は、口を大きく開いたa（阿）から始まり、口を完全に閉じたm（hūṃ、吽）で終わる。そこから「阿吽」は、相対する二つのものを表現し、すべてのものの始まりから終わりまでを表す言葉とされている。

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